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【陰謀論】闇の政府と戦うトランプ大統領
2020年11月02日 17:48
米国の大統領選挙に影響を与えると言われている「Qアノン」をご存知でしょうか?

根拠には欠けるもののエリート層の犯罪を指摘し、「小児性愛者からなる闇の政府がトランプ大統領の失脚をたくらんでいる」と主張する過激な陰謀論を掲げる集団です。

インターネットの掲示板から始まり、いまでは世界中にQアノン支持者がいると言われています。

彼らは主に


・米国はメディア、ハリウッド、財政界の大物らによる「闇の政府」に支配されており、彼らは悪魔を崇拝する小児性愛者たちで世界的な児童売春組織を運営している。

・トランプ大統領は秘密裏にこの闇の政府と闘っているが、「フェイクニュース」で攻撃されている。


・・という、ハリウッド映画もびっくりの主張を掲げています。

過激な内容ながら支持者は多く、存在感を増しているのは事実。今回の選挙でも動向に注目されており、仮に、バイデン候補が勝利した場合に大規模なデモ活動に繋がるのではないかと危惧されています。

マーケット目線で考えると、今回の米国選挙における最悪のシナリオは結果が出ないことです。

どちらが勝利しても、次期大統領はコロナ・ショックから経済活動を回復させる為に、早期に追加の経済対策に動く方針です。

しかし、選挙結果が出ずに長引くと大統領の席が空くこととなり、追加経済対策に動くことができません。

仮に、不服申し立てがあった場合、過去のケースを踏まえると年内いっぱいは決着がつかない可能性があります。

となると、経済対策が打ち出されるのは年明け以降となりますが、その間の米国株や日本株が無風状態で推移するとは到底考えられません。

どちらが勝利するにしろ、長引かないことが大事になることを念頭においた上で、日本時間11日4日の決着を待ちましょう。

※投開票は日本時間午前9時頃から徐々に行われる予定です。結果が決まり次第、株マイスターではレポートを公開致します。