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【6758】ソニー、1万円はあり得るの！？
2020年11月06日 15:22
お世話になっております。株マイスターの山下です。
米大統領選は大接戦となり、結果待ちの状況が続いているものの、決算内容が良好な銘柄へは素直に買いが向かっています。
特に躍進を見せているのが19年ぶりの高値水準まで上昇している【6758】ソニーでしょう。
10月下旬より、子会社でアニメ事業を手掛ける「アニプレックス」が「鬼滅の刃」の制作やグッズ販売に関わっていることから業績への寄与を期待した買いが進む展開に。
10月28日に発表した21年3月期第2四半期決算は巣ごもりの特需を取り込み純利益6928億円（前年同期比2倍）と急拡大。通期業績予想を5100億円→8000億円へ上方修正しました。
これを好感した買いが続き、9000円を上抜けた後にも上値を追う動きが続きました。
そして週明け11月12日（木）には新型家庭用ゲーム機「プレイステーション5」が日本や米国など7ヵ国で発売開始となります。
年末商戦の目玉、株価1万円への起爆材として期待感が高まっており、注目を集めていますが、懸念すべき点もあります。
ソニーは5日に、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために当日の店頭販売は行わないと発表しました。当面は予約抽選販売となる可能性が高いわけですが、抽選倍率は50倍や100倍となっており、需要が供給を大幅に上回っている状況となっています。
ソニーは今後も継続的に出荷するとしていますが、高額で転売するテンバイヤーの応募も殺到しているとみられ、年末商戦までに在庫を確保できず、顧客に行渡らない状況が続くようであれば、株価に影響を与える恐れがあります。
個人投資家はもちろんのこと海外投資家からも人気のある銘柄なだけに同社株が好調であれば、東京市場も活気づく期待が持てるため、1万円に向け頑張ってほしいところですが、当面は「プレイステーション5」がカギを握ることとなりそうです。
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