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セクター別分析【電気機器】
2020年07月11日 16:00
足元で、マーケットの関心を集めているのが「電気機器セクター」です。

半導体関連の代表格である【6857】アドバンテストや【8035】東京エレクトロン、世界に名高いゲーム株の【6758】ソニーはいずれも高値を更新。

FAセンサーの計測制御機器などを手掛ける【6861】キーエンスの時価総額が、10兆円を超えたことも話題になりました。

新型コロナウイルスの影響を受けて、生産工場の停止などを余儀なくされていたものの、経済回復に伴ったデジタル化需要の拡大期待が株価を押し上げています。

いわゆる「ハイテク株」と呼ばれるこれらの銘柄は、国内外の景気動向の影響を受ける「景気敏感セクター」に分類されます。

経済活動の再開に伴った景気回復期待から、海外投資家や機関投資家の買いを集めて急伸している面が強く、他のセクターから流出した資金の受け皿として情報通信セクターと共に買われている模様です。

世界トップレベルのシェアを誇る企業が多いのも特徴で、利益率も高い事から、日本株を投資対象とする場合に、まず選択肢に挙がる事業体。

海外勢から投資先として選ばれるのも納得で、事実、外国人保有比率が50%近い水準の企業が少なくありません。


■今後の展望

消費動向に変化が見られる環境で、他業種に比べて安定した需要が見込まれることから長期資金を集めやすいと言えます。

先に挙げた通り、外国人投資家の資金を集めやすいセクターです。

ROEが高水準なものや増配を実施しているもの、コロナ禍でも最高益の更新が視野に入るものなどは、高値圏にあっても買われる公算があります。

また、10日の取引で、【6506】安川電機が21年2月期第1四半期決算を発表しました。

営業利益は前年同期比▲21.6%減の62.27億円と減益としたものの、4月予想の40億円を大きく上回って着地。セクター全体に業績安心感が広がっています。

中国で5G関連のACサーボの売上が増加したことが、予想を上回った要因の一つとしました。

中国は、半導体の自給率を現在の15.7%(19年実績)⇒70%まで、2025年には引き上げる方針を示しています。

長期的に見ると、国産製品も低迷する恐れがありますが、短期的には日本製品を大量に買い占めている様子。研究開発を目的としているかは定かではありませんが、少くとも今期の業績には寄与する見通しです。

中国・半導体・外国人保有比率の3つが、電気機器セクターの売買を進める上で重要だと言えるでしょう。


■主な銘柄

【6506】安川電機
【6758】ソニー
【6857】アドバンテスト
【6861】キーエンス
【6954】ファナック
【8035】東京エレクトロン


※過去のセクター分析はこちらから御覧ください。

セクター別分析【不動産】
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