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セクター別分析【水産・農林業】
2020年07月17日 14:08
「水産・農林セクター」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

なんとなく漁業や農業に関係する事業を展開しているという事は想像付くかと思いますが、情報通信や輸送用機器と比べると地味な印象は否めません。

事実、利益率が低く、成熟産業であることから業績成長率についても限られています。

株価も大きく動く事がほとんどなく、優待シーズンに主婦投資家などが水産加工品目当てに買うことがあるくらい。。。人気薄なセクターの代表格です。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日の目を浴びる機会が到来しました。

水産農林セクターは、冷凍食品や缶詰で有名な【1332】日本水産や【1333】マルハニチロ、きのこの【1379】ホクトなどで構成されていますが、経済鈍化や外出の自粛が続いても生活品として一定の需要があります。

外食向けの需要が低迷している点は懸念材料ですが、アフターコロナ禍で新たな成長の可能性を秘めています。

元々、島国である日本は漁業が盛んで、かつては成長産業でした。再起を狙う水産・農林業の今後に迫ってみましょう。


■今後の展望

一般的には内需株の印象が強いセクターですが、現在は海外向けに事業を展開している企業が多く、輸出株としての面が強まっています。

国内外で広い流通網を持つことから、ICT化が進めば飛躍的に利益率が伸びる可能性が高いのです。

そもそも利益率が低い理由としては、人件費が挙げられます。

魚の飼育や加工、農産物の育成には相応の人手が必要ですが、就業者数の減少が続いている業界です。

結果、人件費の高騰につながり利益率を低下させていますが、ICT化を進めることで人員を削減できれば改善に繋がるでしょう。

また、運送業界では運転手を必要としない自動運転トラックに期待されていますが、一定のルートを行き来する事が多い業界なので、実装しやすい点も魅力です。

漁業や農業は、ICT化が遅れているフロンティア(未開地)。

だからこそ、最新テクロジーの導入が僅かでも進むだけで、大きく改善する可能性があります。

加えて、株価が大きく変動しにくい=下落しにくい性質から、投資信託の買いや債券から流出した資金の受け皿として脚光を浴びる公算があります。

短期売買には適していませんが、相場の変動幅が大きい今だからこそ、長期投資目的で保有しておいても良いかもしれません。


■主な銘柄

【1301】極洋
【1332】日本水産
【1333】マルハニチロ
【1377】サカタのタネ
【1379】ホクト


※過去のセクター分析はこちらから御覧ください。

セクター別分析【電気機器】
セクター別分析【不動産】
セクター別分析【空運業】
セクター別分析【輸送用機器】
セクター別分析【サービス業】
セクター別分析【食料品】
セクター別分析【情報通信】