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日本電産の決算から見えた“要注意企業”
2020年07月21日 17:28
3月期企業の第1四半期決算の口火を切った【6594】日本電産ですが、発表された業績に投資家は驚かされたことでしょう。

売上高は前年同期比で▲6.6%減の3368.76億円としたものの、営業利益は281.12億円と前年同期比で1.7%の増益で着地。

原価改善策が功を奏し、増益を確保しており市場コンセンサス予想の180億円を大きく上回ることとなりました。

新型コロナウイルスの影響を受けたにも関わらず、増益決算を発表した日本電産は流石といったところ。一見すると、経済はすでに回復しているかのような印象を受けますが、中身をよく見てみると楽観視はできません。

セグメント毎に収益状況を見ると、やはり車載事業の厳しさが目立ちます。

新車販売台数の低迷などで世界的に需要が落ち込んでおり、車載部品の売上高は567億円と25%減少。EV用駆動モーターは進捗しているものの、収益減は深刻です。

また、利益率が大きく改善したのは、設備投資を削減したことが寄与しています。投資キャッシュフローの推移を見ると、前年同期の427億円⇒276億円へ大幅に削減していることがわかります。

成長投資がなくなったと考えると、応急措置にすぎないと見ることもできるので、経済が回復したと考えるには時期尚早です。

一方で、ノートPC向けの超小型ファンモーターが好調なほか、5G向けの冷却ファンも堅調としています。

5Gは当然ですが、PC販売や部品に関わる企業であれば決算には期待が出来るでしょう。反対に、自動車部品を取り扱う輸出企業は想定通りに悪化している公算が大きいので、決算はまたがない方が賢明です。