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平成最後のマーケット 相場見通し
2019年04月24日 17:33
≪ 後半の注目ポイント ≫

 週後半は決算明けの企業動向に注目されます。

3月期の主要企業で決算発表トップバッターとなった【6594】日本電産。23日に発表した19年3月期の連結営業利益は前年同期比16.9%減の1386億円と、6期ぶりの減益となりました。

中国の景気減速をうけ、今年1月に19年3月期業績予想を下方修正しましたが、減額した営業利益見通し(1450億円)にも届いていません。

1月17日に会見した永守重信会長は、「46年経営を行ってきたが、月単位で受注がこんなに落ち込んだのは初めて」と語り、昨年11月~12月に中国向け受注が急減した事を公表していました。

注目された今期(2020年3月期)の見通しは、純利益が22%増とV字回復する予想で、株価は一時1万6000円台を上回り、半年ぶりの高値を更新しています。

同じく中国関連銘柄でも、24日に業績を発表した【6954】ファナックは今期60%減益になるとの見通しを発表。企業によって中国の景気動向に対する見方が分かれています。

中国関連の代表格である【6301】コマツが26日に決算と中期経営計画を発表する予定で、同社の発表も市場全体に影響を与えるため、注目を集めそうです。

ファナックは慎重な予想を発表しましたが、最大500億円の自社株買いをあわせて発表しました。同社のほか、【4452】花王が24日に500億円を上限とする自社株買いを公表しており、株主還元が株価の支えになる可能性があります。

26日は300社近い企業の決算発表が予定されており、決算発表前半のヤマ場を迎えます。10連休前の最終日と重なることもあり、投資家の様子見姿勢が強まりやすい状況といえます。

週後半にかけて模様眺めムードが強まる展開が想定されますが、5月1日に新元号「令和」が施行されることに伴い、改元関連など材料株が物色される可能性があります。

24日の市場では、印鑑のネット販売を主力とする【7671】AmidAホールディングスが一時15%高と急動意したほか、ネット印刷仲介の【4384】ラクスルは5%高と大幅に続伸しており、中小型の改元関連には取り組み妙味がありそうです。

なお、株マイスターでは令和時代を迎えるにあたり、連休前の手仕舞い売りによって安値圏に落ち込んだ有望株をご紹介しています。新しい銘柄をお探しの会員様は、是非こちらをお試し下さい。


※本ページ内でご紹介しているのは4/22~4/25まで開催の単発スポットプランとなります。