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1030億円の損失計上・・・なのに上がる
2019年11月06日 12:07
【4755】楽天は5日、第3四半期の決算において1030億円の減損損失を計上する見込みとなったことを発表しました。

同社が保有する米企業「リフト」の株式の市場価格が著しく下落していることから減損していると判断したとしています。

リフトは米ライドシェア大手であり、今年3月末に米ナスダック市場に上場。初値は公開価格を21%上回る87ドルとなり、好発進だったものの、その後収益性に厳しい見方が広がり、右肩下がりに。足元では43ドルと半値以下まで株価を落としました。

この発表を受けて朝方こそ嫌気した売りで下落しましたが、一巡後はプラス圏に浮上。

7日の決算を前にネガティブな発表が出たことをポジティブ視する投資家の買いが株価を押し上げています。

今回の決算では、下方修正を出した【6594】日本電産が上昇を続けるなど、悪材料出尽くしが評価される向きもあります。

結果に対して素直な反応ではないこともあるため、持ち株への反応も注意してみておきましょう。

なお、持ち株がご心配な会員様は、■「無料銘柄相談」までご相談下さいませ。