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ソフトバンクは日本のアリババになる?
2019年11月14日 10:27
13日、【4689】Zホールディングスと【3938】LINEが経営統合で最終調整に入ったことが報じられました。

両社とも「協議を行っていることは事実」と認めた上で、「現時点で決定した事実はない」と発表していますが、2社の統合が実現すれば、【4755】楽天を抜きネット企業で売上高首位となることもあり、関連銘柄が大きく動いています。

【4689】Zホールディングスは一時18%高、【3938】LINEはストップ高気配のまま寄り付いていません。(10時現在)ユーザー流出が懸念される【4755】楽天は一時6.3%安と急落しています。

気になるのはスマホ決済のサービスについて。大規模な広告やキャンペーンによりユーザーを獲得した「PayPay」の登録者数は1900万人ですが、「LINEPay」は倍以上の3960万人を獲得済み。

交通系電子マネーを含めて、キャッシュレス決済サービスを展開する企業は複数存在する状況ですが、今回の統合が現実となれば2社のサービスが圧倒的な地位を築くことになるでしょう。

また、SNSアプリ「LINE」の月間利用者数は8200万人まで達しており、国民的ツールとなっているため、キャッシュレス決済のみならず、ECサイトやメディア系サービスなど、ヤフーが持つサービスとの連携でより利用者の拡大が期待されます。

【9984】ソフトバンクグループの孫氏は「日本国内でアリババを実現しようとしている」などの声もあり、今後の展開に益々注目が集まります。