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本日の相場動向に関して 2020/03/17
2020年03月17日 08:21
16日のNYダウは一時3000ドルを超す暴落に見舞われ、サーキットブレイカーが発動。終値では2997ドル安と過去最大の下げ幅を記録しています。

トランプ大統領がホワイトハウスで記者会見を行い、米経済がリセッション(景気後退)に陥る恐れがあるとの見方を示したことが下押し圧力を強める格好となりました。

ただ、前日時点で米国先物はすでに下落していた為、トランプ大統領の発言そのものよりも、米FRBの緊急利下げに対する売りと考えた方が良さそうです。

日本株は米国先物の下落を先取りして、値を落とした面が強いので、下げ幅は限られる見通し。また、米国の利下げも短期的には売りで反応していますが、着実に株式市場に資金を集める要因になるので、長期投資目線では非常に妙味が大きい点は念頭に置いておきましょう。


■日銀対応の効果は?

16日14時過ぎに、日銀の金融政策決定会合の結果が公表されました。

年間6兆円を上限にしたETFの買い入れ額を、12兆円に倍増させるとしたことで、発表直後は買いを集め日経平均は一時300円超の上昇を見せる場面がありました。

ただ、買い一巡後は織り込み済みとの見方から、出尽くし売りに押される格好となり、マイナスに転じると先物にサヤ寄せする形で弱含んで推移。

終値では本日の安値圏まで売り込まれ、一時17000円を割り込んでいます。

市場の反応はいまいちですが、日銀の買い入れは1ヶ月あたり1兆円に膨らむ計算。

日銀は買い入れ枠を全て使わずに買い入れるケースが多く、枠を増額しても買わないのではないかとの見方から失望売りを誘いましたが、市況にとって着実にプラスに働くことも事実です。

仮に、想定内の対策であったとしても、売りが続くのはあまりにネガティブな反応だと言えるでしょう。

また、枠が増えたことで、買い入れの方針も柔軟な対応が可能となります。

現在、1回あたりの買い入れを1000億円程まで増やしていますが、1度に2000億や3000億の買い入れを進めるなどの方針変更が見られれば市況で評価される可能性があります。

17日の取引でも前場からETFの買い入れが行われたとの見方が広がっており、従来の「後場の買い」からの変更が示唆されます。買い入れ状況は大引け後に明らかになりますが、内容次第では市場にとって強い支援材料となりそうです。


■空売りは控えめ。持ち株売りが大半。

空売りが出ている印象を受けますが、東証の空売り比率は3月12日をピークに、その後は落ち着きつつあります。

▲1128円下げた13日の取引では、海外勢と見られる価格規制ありの空売り比率は27.8%。16日の取引でも29.9%と40%近い水準を続けてきた海外勢の売りは減少してきました。

にも関わらず、出来高は3兆円を超える高水準を維持しながら、下落が続いているところを見ると、内容を踏まえた反応や空売りではなく、機関投資家の換金売りとホルダーの持ち株離れが加速しているのでしょう。

投資のキャッシュ化が続いているのであれば、市場が落ち着きを取り戻すことで投資に動く可能性は高いでしょう。

あとは、市況改善を待つ「持久戦」となりそうです。