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ついに「世界初」の承認へ、クオリプス&住友ファーマ
2026年02月20日 11:29
厚生労働省の専門部会が、iPS細胞を使った再生医療製品2種について、「製造販売の承認」を了承しました。

iPS細胞を用いた医薬品の実用化は、世界初。日本が国を挙げて成長分野と位置づけてきた「細胞医療」の商業化が、ついに大きな節目を迎えました。

今回、歴史に名を刻むことになったのは、

クオリプス (4894):大阪大発のベンチャー。重症心不全向けの細胞シート「リハート」を展開。住友ファーマ (4506):パーキンソン病治療薬「アムシェプリ」を開発。

これらは「条件・期限付き承認(早期承認)」という形。まずは7年間の期限付きで販売を認め、その間に実際の患者への効果や安全性のデータを集め続けるという、スピード感を重視した日本独自の制度が追い風となりました。

2月20日のマーケットでは、住友ファーマ (4506)の動きが実に対照的でした。朝方は「世界初」の快挙を好感して6%超の大幅高でスタート!……したのも束の間、すぐにマイナス圏へ沈み、一時8%超も売られる場面がありました。

株式市場によくある「材料出尽くし」という現象です。 13日に審議入りが発表された時点で株価はすでに大きく跳ね上がっており、実際に「了承」という答えが出た瞬間、賢い投資家は利益を確定する売りを出したわけです。

ビジネスとして住友ファーマの利益を劇的に押し上げるには、まだ時間がかかります。

iPS細胞から作った細胞を脳内に直接投与する「アムシェプリ」は、パーキンソン病の根本的な症状緩和が期待される画期的な薬ですが、当面は限られた医療機関での使用やデータの収集が優先されます。