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暴力的な乱高下を繰り返した創業190年銘柄
2024年07月25日 15:21

一年に一度の祭り?


創業は天保2年。190年の歴史を持つ鋳造品メーカー【5610】大和重工が、ストップ高を付けた当日に-15.67%安を付けて取り引き終了。

とてつもない乱高下となりました。

上昇のきっかけは岸田総理。

19日に政府が開いた観光に関する閣僚会議にて、全国に35カ所ある国立公園に高級リゾートホテルなどの宿泊施設を誘致する方針を岸田総理自ら示しました。

インバウンド需要に応えるための策となるため、「外国人向けの需要」がキーワード。

宿泊施設に和風の浴槽や五右衛門風呂を販売している同社に白羽の矢が立ち、今週は乱高下を繰り返す怒涛の1週間となりました。

もちろん受注などが決まっているわけではないため、思惑だけの上昇は基本的に株価が落ち着けば元の水準近くまで戻るのがほとんど。

ただ、この大和重工は昨年の夏にも一時同じような思惑的な急騰で2倍以上の上昇を見せており、来年の夏、覚えていれば遊び程度買い付けても面白いかもしれません。