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IPOは「わかりやすさ」がパフォーマンスを左右する?
2021年07月02日 11:40
ブルームバーグの集計によると、世界の2021年1-6月の新規株式公開(IPO)規模は約3500億ドル(約39兆円)に達し、過去最高を記録しました。

株式市場の高値更新を生かそうと、企業のIPOが相次いでいることが要因と見られています。

日本のマーケットもこの流れに便乗した結果、6月には20社以上の企業が上場しましたが・・しかし、足元ではIPOの不調が目立ち始めてきました。

6月22日にマザーズ市場へ上場した【4489】ペイロールと【7372】デコルテ・HDは、今年初めての初値公募割れ。 その後、上場した【7791】ドリームベッドや【4932】アルマードなども公募割れが続き、IPOに期待を膨らませて資金を投入した投資家たちの夢を砕く格好となりました。

全体の出来高が減少し個人投資家の投資余力が後退している中で、20社もの企業が上場しても買い手などおらず、急落が続くのも仕方がありません。

相場活況を受けて上場を急いだ経営陣の行動は裏目に出てしまい、投資家・経営陣のどちらにとっても最悪の結果をもたらすことになってしまったのです。

■不調なIPOだが、人気を集めているのが・・

多くの銘柄が初値を高値として下落基調を続けているのに対して、反対に人気化しているIPOを2社取り上げます。

【7096】ステムセル研究所
出生時に採取できる"臍帯血(*へその緒を流れる血液)"を将来の病気への治療ソースとして保管する「細胞バンク事業」を展開する企業。 一生に一度しかない機会をビジネスチャンスに変えるという独自性に加え、年単位の保管料が定期的に入るのでベンチャー企業の割には安定した収益に繋がりやすいという利点があります。

※ただし、臍帯血の医学的価値がどれほどのものかは定かではないので、怪しい印象がありますが…。


【4068】ペイシス
通信・電力・ガス等の事業者に対して、通信回線構築に関するサービスやプロジェクト支援等を提供する企業。 ガスや電気メーターなどの保守や点検をサポートし、効率化・省人化を進めるという事業内容です。 ソフトバンクや楽天、東京電力など大手に対する導入実績が豊富な点が評価されています。


2社の事業内容は全く異なりますが、共通しているのは共にわかりやすいということでしょう。

元々、初値から公募価格を大きく上回っていた銘柄ですが、現在も高値を更新しているところを見ると投資家は小難しい話題よりも「わかりやすさ」を求めているのかもしれません。

IPOというとソリューション、テクノロジー、クラウドと、なにかと横文字が多く事業内容にイメージがつかないものが少なくありません。 しかし、事業内容が不明なままでは、手控えムードが続く現状では個人の買いを集めることができないのでしょう。

もちろん、2社ともに現水準からの買い付けは難しい銘柄ではありますが、今後IPOのセカンダリーを狙う上では「わかりやすさ」を意識して選ぶ必要がありそうです。