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窮地に立たされるコロプラ。ゲーム業界の変化も向かい風。
2021年04月26日 10:27
眠れる獅子を起こしてしまった【3668】コロプラが窮地に立たされています。

2016年9月にゲーム大手の【7974】任天堂から特許侵害で訴えられていたコロプラ、運営するゲームアプリ「白猫プロジェクト」の提供差止めと損害賠償を求められていました。

しかし、コロプラ側では特許侵害の事実はないと主張し、具体的な対応はせずに運営を継続。 見解の正当性を主張していく方針として、そのまま放置していた為にさすがの任天堂も堪忍袋の緒が切れた様子。

「訴訟の定期後の時間経過など」を理由に、請求額を49.5億円⇒96.99億円へ倍額に引き上げました。

ピーク時に比べると売上は低迷しているものの、白猫プロジェクトはコロプラを代表するゲームアプリ、仮に差し止めとなれば企業としての信頼も失うこととなるので素直に受け入れることはできません。

しかし、任天堂も許すつもりはなく今後もゲーム大手2社の訴訟問題は激化する恐れがあります。


■「スマホ向けの世代交代」と「コンシェーマー回帰」の流れ

飽和状態にあるスマホゲーム業界。かつてのような勢いは失われ、少ないユーザーの奪い合いが続いています。

そんな中、注目アプリとして挙げられるのが【4751】サイバーエージェントの子会社:Cygamesが手掛ける「ウマ娘プリティダービー」。

アプリランキングではトップを独走中で毎月100億円以上の売上を記録、スマホゲーム業界のパワーバランスを大きく変える可能性があります。

また、PS5や任天堂スイッチの人気化でコンシェーマー向け(家庭用ゲーム機)回帰の流れが続いている点も逆風。

コロナの影響で利用者が増えると見られていたスマホゲームですが、移動中のスキマ時間などで遊ぶことを目的としたものが多く「手軽に」「いつでも」やれることが魅力です。 外出自粛により腰を据えてゲームに取り組む時間を作ることができる今の環境では、ボリュームがあり遊びがいのあるコンシェーマー向けに分があるようです。

三度目の緊急事態宣言の発令と共に、ゲーム会社の決算も発表されますがスマホゲーム会社への過度な期待は控えた方が良さそうです。


■注目ゲーム株決算:ポイントまとめ

【7974】任天堂(決算発表日:5/6)
・ニンテンドースイッチの販売台数は430万台、ソフトウェアは4,600万本以上ならサプライズ
・22年3月期通期業績予想は減収減益の見通し。ただし、ゲームショーのE3への参加が見込まれるので、新作材料があれば好反応も


【3668】コロプラ(決算発表日:5/7)
・主力の白猫プロジェクトは「呪術廻戦」コラボで巻き返すも、21年9月期業績を引き上げるまで至らず。
・ドラゴンクエストウォークも売上低下が響く。外出自粛もネガティブ材料に。
・請求額の支払いを行うなら致命的、業績低迷が続くか。


【3765】ガンホー(決算発表日:5/14)
・主力の「パズドラ」は伸長するも株価には織り込み済み。
・ユーザー離れも深刻で新作材料などがなければ一段安の恐れアリ


【9697】カプコン(決算発表日:5/10)
・モンスターハンターライズが想定超の人気。三度目の緊急事態宣言による特需も見込まれる。
・期待先行で買われている面が強く、出尽くし売りに警戒される。ただ、E3への参加を予定しており新作発表に関わるガイダンスがあれば反発も。