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チャイナショックは警戒し過ぎ?現地は上昇スタート
2023年08月18日 12:15
本日朝方、中国不動産大手の中国恒大集団が米国で破綻を申請したことが伝わりました。

不動産市況の悪化を背景に、債務超過に陥っていた同社ですが、米国内の資産の強制的な差し押さえを回避するために連邦破産法第15条の適用を申請しています。

同社は「在宅及び投資不動産のほとんどは中国本土で行っている」としているものの、中国を代表する企業の破産申請のインパクトは大きく、報道後はチャイナショックや中国景気の悪化に対する警戒感が高まりました。

東京市場でも寄り付きから売りが先行し、一時-350円超の下落を記録。マザーズ指数も-1%超下げていました。

個別株では中国からの団体旅行解禁など足元で買いが進んでいた【3099】三越伊勢丹HDや【2222】寿スピリッツなどのインバウンド関連も大きく下げる展開に。

しかしながら、中国市場で上海総合指数が上昇でスタートしたことをきっかけに、両指数ともに下げ幅を縮小し、前場引けでは前日とほぼ変わらずの水準まで値を戻しています。

中国恒大集団の経営悪化は2021年から明らかになっており、中国市場では既に織り込んでいたかのような動きとなっています。

本日の米国市場の動きにも注視する必要がありますが、過剰に狼狽せずに冷静に対処することが賢明でしょう。

※8/18 12時05分時点での情報