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【タイトル】 ZOZO、ヤフー傘下入りの衝撃
2019年09月12日 10:04
12日の朝8時30分、【4689】ヤフーが【3092】ZOZOに対して10月上旬からTOB(公開買付け)の開始を予定していると発表。ヤフーの傘下に入ることになります。

発表の前に報道が先行してしまったことで、東京証券取引所は真偽確認のため8時20分からZOZOの売買を停止する緊急処置を行いました。

その後、両社からの正式発表を確認したことで46分に売買を再開。現在は買い付け価格2620円にサヤ寄せする形で急騰しています。

ZOZOは1998年の設立以来インターネット上のショッピングモールとして急成長を遂げ、衣料品のECサイトでは独り勝ち状態が続いていましたが、2018年12月に開始した有料会員サービス「ARIGATO」が企業の反感を買い、【8016】オンワードホールディングスやミキハウスなどが大手企業が撤退。

プライベートブランド「ZOZO」も当初の想定ほど販売が伸びないなど新サービスでの大コケが目立っており、19年3月期は初の減益着地となりました。

投資家から失望されていたところに入ってきたこのニュースに市場からの反応は良好。両社のシナジー効果が期待されている状況です。

なお、12日付で前澤友作氏は社長を退任し、澤田宏太郎取締役が新社長に昇格するとしています。その全貌は17時30分から開かれる会見で明らかになる見通しです。

前澤氏のTwitter発言が株価に影響をもたらす場面も多く、それがZOZOらしさのひとつでもありました。新社長就任後、どのように変化していくか見ものです。