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セクター別分析【食料品】
2020年04月16日 18:17
前回ご紹介した「情報通信」セクターと共に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、注目されるようになったのが「食料品」セクターでしょう。

巣ごもりや外出控えにより外食産業が伸び悩む反面、スーパーの利用が増加。家庭で食されるタイプの食料品には、特需が発生しています。

元々、食料品は景気に左右されにくく、ディフェンシブ株に位置づけられています。

もちろん、過度な不況に陥ると消費者が支出を抑えるので、業績が落ち込む恐れがありますが、他のセクターに比べると影響は限られるでしょう。

また、個人投資家人気のある優待や高い配当を実施している企業が多く、3月末にかけては買いを集めやすい傾向にあります。

安定収益や株主還元が魅力となる反面、利益率が低く収益成長性も乏しいことから、株価が動きにくいという欠点があります。


■今後の展望

今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、投資対象としての企業の在り方は、大きく変わりました。

従来は、利益率が低く買われる機会の少なかった食品株に長期資金が流入。カップ麺の【2897】日清食品HDなどは上場来高値を更新しています。

蝗害による農作物に対する被害や、一部の国による食料品の輸出制限など、食料品の供給網に対しては警戒する声も聞かれており、相対的に投資妙味が増している面もあります。

さらに、一部の大型株や不動産、債権などを投資対象とするには、不安が残ることから、配当利回りの優秀な食品株を、機関投資家は売買対象として選ばざるを得なくなるでしょう。

3月期企業であれば、6月頃には配当の支払いを実施する為、配当の再投資による資金流入が期待できる点も中長期目線での魅力と言えます。

もっとも、今回のような特殊なケースを除くと、利益成長そのものは限られるので、銘柄を選ぶときは「利益剰余金」「取扱食品の性質」に必ず目を向けておきましょう。

増配や自社株買いといった株主還元が、食料品セクターの鍵となります。その財源となる利益剰余金は潤沢であるに越したことはありません。

また、取り扱う製品も自社独自のものを持ち、アイスやお菓子などの嗜好品ではないことが望ましいと言えます。

■主な銘柄

【2212】山崎製パン
【2269】明治
【2501】サッポロHD
【2809】キューピー
【2897】日清食品HD