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【7946】光陽社の怪しい噂
2021年06月16日 16:50
オフセット印刷用写真製版の大手【7946】光陽社が、「ある投資家」に目を付けられてしまい揉めているようです。

同社は3月にMBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表しました。

時価総額が月間10億円に満たない低水準が続き、いつ上場廃止基準に抵触してもおかしくない状況にあった光陽社。 株主に合理的な価格で売却する機会を提供することを目的に犬養社長が設立したKK社が“約7.69億円”で買い付ける予定でした。

当初は935円での買付を予定していましたが、大株主の一人である水口氏が買付価格が不当に安いと主張したことで1060円へ引き上げ。 4月19日までとしていた買付期間を5月14日まで延長して進めていましたが・・延長期間入りした直後からある投資家に目を付けられてしまったのです。

それが個人投資家の「植島幹九郎」氏。 経営陣への助言、重要提案行為などを目的に買付を始めた植島氏は、信用取引を利用して買い集め、結果、光陽社株の2割を保有する筆頭株主に浮上しました。

植島氏の買付もあり期間中の株価は1060円を上回って推移、現値よりも安い買付価格に対して当然、株主は応じることはなく光陽社のMBOは失敗。 非公開化を諦め、会社側は上場を維持する方針に切り替えていますが、自社の株式の2割を握る筆頭株主が現れたことで経営陣にとっては厳しい改革を余儀なくされるでしょう。

さて、この突然現れた植島氏という人物ですが、実は村上ファンドを束ねていた村上世彰氏のブレーンと呼ばれた起業家。 村上氏との関係も深く、もちろん光陽社の先行きに期待して保有したわけではないでしょうから、アクティビストとして厳しい要求を突きつけることはほぼ間違いありません。

光陽社の一連の流れは、以前に村上氏が【7868】広済堂のMBOに介入したケースに類似しています。 広済堂の場合は祖業の図書印刷や出版からは撤退、経営陣も一新するなど大規模な改革が進められました。

固定費の削減には繋がったので一長一短ではありますが、光陽社は広済堂に比べると企業規模も資産も限られています。 無茶な還元策や投資で資産を使われた挙げ句、見捨てられて結果は上場廃止に・・という最悪のパターンも考えられるので、売買にはくれぐれもご注意下さいませ。