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6月22日~6月23日 今週動いた銘柄と週後半の相場見通し
2017年06月21日 17:59
≪ 今週のマーケット推移 ≫

 今週の東京市場はまちまちの展開。

週初から2万円台を回復してきた日経平均。重要イベントを通過したことで買い安心感に繋がり、【6954】ファナックや【8035】東京エレクトロンといった指数寄与度の高い銘柄へ資金が集中。

円相場が1ドル=111円台半ばと円安・ドル高に振れたことで、輸出関連株にも買いが波及し、20日の取引では2015年8月18日以来、およそ1年10か月ぶりの高値水準となる20230.41円まで上昇しました。

もっとも、買いの支援材料に乏しい事から21日の取引では確定売りが広がり、日経平均は4営業日ぶりに反落。主力株がさえない反面、東証マザーズ指数は上げ幅を2%超に広げ、1194ポイントと年初来高値を更新して取引を終えています。

個別では【7974】任天堂の据え置き型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の販売が好調との見方から、関連株へ物色が広がりました。

取引関係にある【6624】田淵電機や【6658】シライ電子が人気化したほか、新興市場でもゲーム株物色が加速。【3907】シリコンスタジオや【3935】エディアなどの上昇が目立っています。


≪後半の注目ポイント≫

 週後半の戦略面に関しては、日の売買代金に注視しておきましょう。

日経平均は20日に高値を更新しましたが、日本株上昇の背景には海外勢の買いが働いていると言えます。

ただ、売買代金はさほど増えておらず2兆円前後。本格的な上昇相場に入る為には、売買エネルギーの増加が必要不可欠です。

増えてくるようであれば、海外勢が追随して買っていると判断して良いでしょうが、反対に増えずに横ばいが続く場合には一段高を試すまでしばらく時間を要する可能性があります。

その際は、新興市場の個別株を中心に物色を進めて頂くことをお勧めします。

中でも、マザーズでは主力の【4563】アンジェスMGがストップ高水準まで上昇したほか、【2160】ジーエヌアイグループ、【4565】そーせいグループなどバイオ関連株が賑わっています。

先に挙げたゲーム株と共に、物色意欲が旺盛な個人投資家のリスクマネーが流れる展開が期待できるでしょう。

■銘柄選定にお困りの方はコチラのページを併せてご覧下さい。

※上記URLは単発スポットプラン詳細ページとなります。