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不動産株を襲うTATERUショック
2018年09月03日 13:07
民泊運用やアパート施工・管理などを手掛ける【1435】TATERUへの売りが止まりません。

8月31日付けの日経新聞で、TATERUの顧客が不動産融資を受けることができるように、顧客に代わり用意した銀行提出用の資料内で、預金残高を約23万円⇒約623万円に水増ししていたと報じられました。

この報道を受けて、株価はストップ安売り気配。1000万株を超える大量の売り注文が積み上がっており、後場に入っても増え続けています。

投資用不動産融資の審査書類を巡っては、【8358】スルガ銀行の行員が、販売業者による書類改ざんを知りながら融資していた事件が話題を集めていました。

TATERUもするが銀行同様に、株価が4分の1以下まで落ち込むのではという見込みから売りが続いています。

ただ、本件でもっとも懸念しなければならないのは、他の不動産株への影響です。

不動産会社が顧客の残高水増しによって融資を成立させ、取り扱い物件を増やす手法はTATERUの事件だけでおさまらない可能性があります。

市場でも警戒する向きが強まっており、不動産投資を推進する【8909】シノケングループ【3486】グローバルリンクマネジメントなども急落。

審査が厳しくなり、TATERU以外の企業でも事件が発覚する事となれば、不動産株の売りを一段と加速させる恐れがあります。

不動産株をお持ちの場合は、TATERU事件の動向にはくれぐれもご注意下さいませ。

■お持ちの不動産株の売却を、お考えの際はコチラまでご相談下さい。