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ニデック急落とイビデン急騰
2025年10月28日 11:07
電機・ハイテクセクターの銘柄が対照的な値動きを見せ、大きな話題となっています。モーター世界最大手のニデック(6594)が急落し、一方でパッケージ基板大手のイビデン(4062)が急騰するという、まさに明暗が分かれる展開です。背景には、「特別注意銘柄への指定」と「日経平均株価の入れ替え」という、投資家にとって看過できない二つの重大ニュースがありました。

ニデックの株価は、午前中から値幅制限の下限であるストップ安(約19.5%安)に張り付くという、異例の急落に見舞われています。東証プライム市場の値下がり率ランキングで首位となるパニック売りです。

この売りを招いた直接的な原因は、東京証券取引所がニデックを本日28日付で「特別注意銘柄」に指定したことです。

特別注意銘柄に指定されると、1年間の内部管理体制改善期間が設けられ、その後の報告が義務付けられます。この改善が不適切だと判断された場合、最悪で上場廃止となる可能性があるため、投資家は一斉にリスクを回避する動きに出ました。

ニデックとは対照的に、半導体パッケージ基板などを手掛けるイビデン(4062)は急騰しています。

これは、日本経済新聞社が27日に、ニデックを日経平均株価の構成銘柄から除外し、その代わりにイビデンを補充すると発表したためです。銘柄の入れ替えは11月5日に行われます。日経平均株価に採用されると、その指数に連動する投資信託(ETFなど)は、機械的にその銘柄を買い入れなければなりません。

ニデックの急落は、企業成長のスピードを優先するあまり、ガバナンス(企業統治)とコンプライアンス(法令順守)がおろそかになった際の市場の厳しい審判を物語っています。一方、イビデンの採用は、主力事業の堅調さに加え、半導体関連技術という将来性が評価された結果と言えます。
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