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9月13日~9月14日 今週動いた銘柄と週後半の相場見通し
2018年09月12日 17:25
≪ 後半の注目ポイント ≫

 週後半の戦略としては、SQ睨みの展開となりそうです。

株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出を14日に控え、日経平均株価は方向感に欠ける値動きを続けています。

11日は前日の米国株が下落したにも関わらず、取引時間中に300円近く上昇したと思えば、翌12日は一転、朝高後に下げに転じると下げ幅を150円近くに広げる場面も。

SQが近づくと値動きが荒くなるのには、オプション取引の仕組みが関わっています。

オプションの権利行使価格は、250円刻みで設定されます。22,500円、22750円といった権利行使価格に近づけようとする力が働きやすく、株価が250円刻みで変動することもあります。

ただ、こうした動きはSQ週の水曜日に一巡するといわれており、日経平均だけが上がる(下がる)といった不可解な動きは徐々に収まると考えられます。

中小型株相場が再び悪化していることは気がかりです。東証マザーズ指数は12日、再び1000ポイントの大台を割り込みました。

融資書類改ざんで株価下落が続く【1435】TATERU株の急落に起因しているとの見方も。

同社が不正を公表したのは8月31日でした。翌営業日の9月3日から3日連続でストップ安をつけるなど、強烈な売りを浴びせられています。

一方、急落局面は絶好の買い場だと考える個人も多く、同社株の信用買い残は9月7日までの1週間に630万株増加しました。

不正発覚後、TATERU株は一度もリバウンドすることなく、8日間下げ続けます。8営業日で約5分の1にまで急落し、痛手を負った投資家が多いのです。

同社株急落を受け、アパート建設を主力とする【1878】大東建託、【8909】シノケングループなどにも売りが波及しており、負の連鎖が止まらないことが心理悪化につながっています。

上場から比較的、日が浅い事もあり、短期的な中小型株相場を占う上でTATERU株の動向が注目されます。下げ渋ってくるようであれば、個人の心理改善に繋がり、直近IPOなど値動きの軽い銘柄へ資金が流れる事になりそうです。

全体を通してみると動きにくい反面、一部の思惑株には動きが出てきました。弊社でも動意付きが近いと目されるものをこちらのページにてご紹介していますので、新規で買い付ける銘柄をお探しの際は、是非ご覧下さい。


※本ページ内でご紹介しているのは9/10~9/16まで開催の単発スポットプランとなります。